ショルダーバッグの付け根が壊れたら?自分で修理する方法

ショルダーバッグの付け根が壊れたら

お気に入りのショルダーバッグを長く愛用していると、付け根の部分が壊れてしまうことがあります。一番負荷のかかる場所だけに、長く使っていくと付け根の痛みが気になっている方も多いのではないでしょうか。

そこで本記事では、ショルダーバッグの付け根の修理方法や、長持ちさせるためのポイントをご紹介します。

愛用のショルダーバッグをこれからも大切に使い続けるために、ぜひ参考にしてみてください。

ショルダーバッグの付け根(根革)とは

ショルダーバッグの付け根(根革)は、バッグ本体とショルダーストラップをつなぐ重要なパーツです。付け根(根革)は、ショルダーストラップとバッグ本体をしっかりとつなぎ、バッグ全体の耐久性を左右する大切な役割を担っています。そのため、丈夫で耐久性の高い革材が使われることが望ましいでしょう。

この部分には常に大きな負荷がかかるため、破損しやすく、修理が必要になることが多いです。

付け根のトラブルを防ぐには、重い荷物を入れすぎないことや、定期的なメンテナンスが大切です。

ショルダーバッグの付け根の修理が必要になる原因

ショルダーバッグの付け根の修理が必要になる原因

ショルダーバッグを長年愛用していると、付け根部分(根革)の破損に悩まされることがあります。以下のような原因が考えられます。

  • 重いものを入れすぎている
  • 長期間の使用による経年劣化
  • 素材の強度不足

それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。

重いものを入れすぎている

ショルダーバッグに重い荷物を詰め込みすぎると、付け根部分に大きな負荷がかかり、破損の原因になります。特に、書類や雑誌などの紙類を大量に入れたり、ペットボトルや水筒などの重たい飲料を複数入れたり、PCやタブレットなどの電子機器を入れたりする場合は要注意です。

重量のある荷物を日常的に運ぶ必要がある場合は、ショルダーバッグよりもリュックサックなど、両肩で荷重を分散できるタイプのバッグを選ぶのがおすすめです。リュックサックは荷重が両肩に分散されるため、重い荷物を入れるのに適しています。一方、ショルダーバッグは片方の肩に荷重が集中するため、重い荷物を入れるのには向きません。

軽量化を意識することで、ショルダーバッグへの負担を減らし、付け根の破損を防ぐことができるでしょう。

長期間の使用による経年劣化

ショルダーバッグを長年愛用していると、付け根部分の根革が劣化してくることがあります。特に以下のような状態は要注意です。

  • 根革のコバが剥がれてきた
  • 革が乾燥してひび割れしている
  • 縫い目がほつれてきた
  • 金具部分が緩んできた

こうした劣化の原因としては、摩擦などによるコーティングの剥がれ、乾燥や紫外線によるひび割れ、強い力がかかったことによるほつれ、ねじれや圧力などによる金具のネジの緩みなどが挙げられます。

普段から革用のクリームなどでしっかりとお手入れすることで、ある程度劣化を防ぐことができます。

素材の強度不足

ショルダーバッグの付け根が壊れやすい原因の一つに、バッグの素材自体の強度不足が挙げられます。特に安価なバッグの場合、コストを抑えるために品質の低い素材が使われていることがあります。

強度不足の素材を使用したバッグは、修理をしても再び同じ箇所が壊れる可能性が高いです。特に合成皮革は、天然皮革に比べて強度が低めであることが知られています。ショルダーバッグを選ぶ際は、付け根部分に使われている素材の品質もしっかりチェックすることをおすすめします。

ショルダーバッグの付け根は自分で修理できる?

ショルダーバッグの付け根(根革部分)が切れてしまった場合、自分で修理することは可能です。ただし、本格的な修理は難しいかもしれません。自分でできる応急処置的な修理方法としては以下の2つがあります。

  • 縫い直し
  • 接着剤を使った補強

それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。

縫い直し

ショルダーバッグの付け根(根革)の修理を自分で行う際、縫い直しは有効な方法の一つです。ただし、革製品の縫製には専門的な技術と道具が必要となります。

手縫いの場合、革用の針と丈夫な糸を使用します。針は革を貫通しやすいよう、先端が鋭利なものを選びましょう。糸は、ポリエステルやナイロンなどの強度の高いものがおすすめです。縫製には時間と根気が必要ですが、丁寧に縫えば十分な強度を確保できます。

一方、革用ミシンを使えば、より短時間で均一な縫製が可能です。ただし、革用ミシンは一般的なミシンとは異なる構造を持つため、使用には慣れが必要です。また、革用ミシンは高価であり、家庭用ミシンでは革を縫製できない場合があります。

いずれの方法でも、革の厚みに合わせた適切な針と糸の選択、縫製テクニックが求められます。不慣れな方が自己流で修理を試みると、かえってバッグを傷めてしまう恐れもあるため注意してください。

接着剤を使った補強

合成皮革のショルダーバッグの付け根が破損した場合、接着剤で当て布を貼り付けるなどの補強方法もあります。布用・革用など、素材別の接着剤が販売されているので、ちょっとしたほつれなどの場合は接着剤を使った補強が可能です。

しかし、破損が大きい場合は、適切な接着剤の選択や、当て布の素材選びなど、専門的な知識が必要になるため自分で修理するのは難しい可能性もあります。

また、合成皮革用の接着剤や補強に適した当て布などの素材を、個人で入手するのは困難な場合もあるでしょう。

この方法はあくまで一時的な処置ですので、使っているうちに再度破損する可能性がある点を理解しておくことが大切です。大切なショルダーバッグを長く使い続けるためには、バッグ修理の専門業者に依頼し、プロの技術で付け根部分をしっかりと補強してもらうのが確実です。

ショルダーバッグを長持ちさせるには?

ショルダーバッグを長持ちさせるには

大切なショルダーバッグを長く愛用するためには、以下のようなポイントに気をつけましょう。

  • 丈夫な素材のバッグを選ぶ
  • 定期的なメンテナンス
  • 補強・修理してもらう

それぞれのポイントについて詳しく解説します。

丈夫な素材のバッグを選ぶ

ショルダーバッグを選ぶ際は、付け根部分の素材選びが重要です。特に、本革製のバッグは耐久性に優れており、長く愛用できるでしょう。良質な本革は、使い込むほどに味わいが増し、経年変化を楽しめるのも魅力です。

素材選びの際は、製品の品質表示をしっかりチェックすることが大切です。また、縫製の質感や金具の強度なども確認しましょう。

価格は高くなりがちですが、良質な素材を使用したショルダーバッグは、長きにわたって使用できるため、結果的にコストパフォーマンスに優れていると言えます。

定期的なメンテナンス

ショルダーバッグを長持ちさせるには、定期的なメンテナンスが欠かせません。まずは、使用後はバッグについたホコリや汚れを柔らかい布で拭き取りましょう。

革製のショルダーバッグの場合は、季節の変わり目に1回程度の頻度で専用のクリームやローションを塗るのがおすすめです。素材に合ったお手入れ用品を使うことで、革の柔軟性と耐久性が保たれます。

また、ショルダーバッグを使わない時は、型崩れを防ぐために中身を軽くした状態で、直射日光の当たらない風通しの良い場所に保管します。

定期的なメンテナンスを習慣づけることで、お気に入りのショルダーバッグを長く愛用することができるでしょう。革製品の場合は、素材の特性を理解した上で、適切なお手入れ方法を選ぶことが大切です。

補強・修理してもらう

ショルダーバッグの付け根の修理は、専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。業者に依頼するメリットとしては、専門的な技術で丁寧に修理してもらえること、修理後も長く使えること、自分で直すよりもきれいに仕上がることが挙げられます。

修理を依頼する際は、まず修理業者に連絡し、修理の見積もりをもらいます。次に修理にかかる日数と料金を確認します。了承したら、バッグの修理を依頼します。修理の宅配サービスを行っている業者の場合は、ダメージのある箇所の写真を送って見積もりをしてもらい、了承したらバッグを郵送します。修理完了後、バッグが返送されてきます。

大切なショルダーバッグの付け根が壊れてしまったら、ぜひプロの手で直してもらうことをおすすめします。

バッグラボのショルダーバッグ修理事例

バッグラボでは、さまざまなブランドのショルダーバッグの修理を手掛けています。その中でもよく依頼される修理事例をご紹介します。

各ブランドの素材の特性を理解した上で、最適な修理方法をご提案いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

ルイ・ヴィトン|根革交換の事例

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修理価格:11,000円(税込)

ほつれてしまった根革を新たに作成して交換しました。自然にお使いいただけるよう、元のバッグのサイズ、形状に近いパーツを作成しています。

ほつれ修理の事例

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修理価格:770円(税込)

ショルダー部分の付け根がほつれてしまっていたので、似たお色の糸にて再縫製いたしました。

またほつれ部分を縫い戻す際、元々の針穴が目立ってしまわない様に、なるべく同じ穴に縫い戻せるよう注意して作業しております。

GUCCI(グッチ)|根革交換の事例

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修理価格:17,600円(税込

GUCCI(グッチ)のバッグ持ち手の根革を、4か所すべて交換しました。

使用により根革が劣化し、糸が飛び出してしまっていました。ステッチも元のデザインに近づけ、修理箇所が目立たないように仕上げています。

バッグラボの修理事例は、以下のページからご確認いただけます。

修理事例の紹介

ショルダーバッグの修理はバッグラボにお任せください

baglub

バッグラボ

バッグラボは、さまざまなバッグの修理を専門に行っています。多くの修理実績を持ち、熟練の職人がひとつひとつ丁寧に修理を行っています。

八戸三日町店住所:〒039-2112青森県八戸市三日町14-1ニューバッグモリタ店内電話番号:0178-38-0565営業時間:10:30~19:00
イオンモール幕張新都心店住所:〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1イオンモール幕張新都心グランドモール2FスタディオS店内電話番号:043-441-8765営業時間:10:00~18:30

ショルダーバッグの付け根(根革)の修理も得意としており、これまでにルイ・ヴィトンやグッチなど、多数のブランドバッグの修理も手掛けてきました。根革の交換やほつれ修理など、ショルダーバッグのお悩みに幅広く対応可能です。

修理の流れは簡単で、まずは公式サイトから無料で修理見積もりを申し込みください。バッグの状態に応じた適切な修理プランと料金をご提案いたします。了承いただければ、バッグを修理工房にお送りいただき、職人が心を込めて修理を行います。

ショルダーバッグの修理でお悩みの方は、一度バッグラボにご相談ください。

修理のお見積り

まとめ

ショルダーバッグを長く愛用していると、付け根の部分が壊れてしまうことがあります。自分で修理する方法としては、縫い直しや接着剤での補強などがありますが、本格的な修理は専門的な技術と道具が必要となるため、不慣れな方が自己流で行うのは難しいでしょう。

大切なショルダーバッグを長持ちさせるためには、丈夫な素材のバッグを選ぶこと、重いものを入れすぎないこと、定期的なメンテナンスを行うことが重要です。

それでも付け根が壊れてしまった場合は、専門の修理業者に依頼するのがおすすめです。プロの技術で丁寧に修理してもらえば、お気に入りのショルダーバッグをこれからも長く使い続けることができるでしょう。

ショルダーバッグの修理でお困りの際は、ぜひバッグラボにご相談ください。豊富な実績と専門的な技術で、壊れたショルダーバッグに再び息を吹き込み、長くご愛用いただけるようサポートいたします。

鞄修理なら BAG LAB. へご相談ください

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