ハンドバッグの持ち手が壊れたら?修理依頼する際のポイントを紹介
大切なハンドバッグが壊れてしまった経験はありませんか?特に持ち手部分は負荷がかかりやすく、破損しやすい箇所です。 ハンドバッグは日常的に使うアイテムだからこそ、いざ壊れたときのショックは大きいものです。しかし諦める必要はありません。
本記事では、大事なハンドバッグを、失うことなく長く使い続けるためのヒントをご紹介します。
目次
ハンドバッグの修理が必要になる原因とは
ハンドバッグの修理が必要になる主な原因としては、以下の4つが挙げられます。
- 重い荷物による負荷
- 長期使用による経年劣化
- 摩擦や引っ掛けによる破損
- 汚れやシミによる汚損
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
重い荷物による負荷
ハンドバッグが壊れる原因の一つに、重い荷物を詰め込むことによる負荷があります。普段使いのハンドバッグに、書類や本、ペットボトルなどを詰め込んでいませんか?バッグの種類や素材にもよりますが、設計上の耐荷重を超えて重いものを入れ続けると、以下のような悪影響が生じます。
- 持ち手部分に力がかかり、破れや断裂の原因になる
- バッグ本体の型崩れを招く
- ファスナーやホック部分に負荷がかかり故障しやすくなる
持ち手など、バッグを持つ部分に過度な力が長期的にかかると、以上のような破損のリスクが高まります。日頃から、バッグに詰め込む荷物は必要最小限にしましょう。重い荷物を入れる際は、バッグ本体だけでなく持ち手にもかかる負担を意識することが大切です。
長期使用による経年劣化
ハンドバッグを長年使用していると、いくつかの部位に経年劣化が生じることがあります。特に持ち手部分は、使用頻度が高く負荷もかかりやすいため、劣化しやすい箇所の一つです。持ち手の劣化は、主に以下のような現象として表れます。
- 革の色あせ
- 縫製糸の緩みやほつれ
- 金具部分の変色や腐食
これらの劣化が進行すると、やがて持ち手が切れたり外れたりする可能性があります。大切なハンドバッグを末永く使うためには、定期的なメンテナンスをおすすめします。また、劣化が目立ってきたら、早めに修理に出すことで、さらなるダメージを防ぐことができるでしょう。
摩擦や引っ掛けによる破損
ハンドバッグを長年愛用していると、持ち手の部分が摩擦や引っ掛けによって破損してしまうことがあります。特に車のドアに挟んでしまった、電車やバスの座席に引っ掛けた、椅子の背もたれなどに引っ掛けた際に強い力がかかった、他の荷物と一緒に持ち運ぶ際に擦れた、といったケースでは注意が必要です。このように、普段何気なく使用していても、知らず知らずのうちに持ち手にダメージを与えてしまっているのかもしれません。
また素材によっても破損のリスクは異なります。本革は強度はあるものの、水に濡れたり日光に当たったりすると劣化しやすい特徴があります。ナイロン素材は軽量でありながら丈夫ですが、熱に弱いという性質を持っています。
日頃からバッグの取り扱いには気をつけ、末永く使えるように大切にしていきましょう。
汚れやシミによる汚損
どんなに丁寧に使っていても、長年愛用しているとどうしても汚れがついてしまいます。特に持ち手は頻繁に手や腕に触れるため、汚れがつきやすい部分です。小さな汚れであれば、ブラッシングや固く絞ったぬれタオルで拭き取って落とせることもありますが、汚れの程度や種類によっては自分で取り除くのが難しい場合もあります。特に革製のハンドバッグは、自分での汚れ落としが難しいことが多いため、シミや汚れが広がっている場合は修理業者に依頼するのがおすすめです。
ハンドバッグが壊れたときの選択肢
ハンドバッグの修理が必要になった際には、主に3つの選択肢があります。
- 修理業者に依頼する
- 自分で修理する
- 買い替える
それぞれの方法について詳しく見ていきましょう。
修理業者に依頼する
大切なハンドバッグが壊れてしまったら、まずは専門の修理業者に相談するのがおすすめです。ちょっとしたダメージなら自分での修理が可能な場合もありますが、修理のプロにお願いすることで、ハンドバッグを元の美しい状態に戻すことができます。
また、依頼する際は信頼できる修理業者選びも大切です。実績のあるお店で、丁寧な対応をしてくれるところを選ぶようにしましょう。
自分で修理する
ハンドバッグが壊れた際は、自分で修理することもできます。
自分で修理する場合は、針と糸での縫製に自信がない場合、手芸用ボンドを使うのも一つの方法です。ただし、ボンドでの接着は本格的な修理と比べると強度が落ちるため、日常的に重い荷物を持ち歩くようなハンドバッグの修理には向きません。自分の手で愛着のあるバッグを修復できる一方、材料の入手や修理に手間がかかり、仕上がりが完璧でない可能性もあるため、よく検討してから取り組むのがおすすめです。
買い替える
修理費用と買い替え費用を比較検討し、修理するよりも買い替えたほうが良い場合もあるかもしれません。
ハンドバッグの損傷が著しく、修理費用が高額になる場合や、古いモデルで、同じデザインの新品が手に入る場合などは、買い替えた方が安上がりになる可能性もあるでしょう。
修理するか買い替えるかは、ハンドバッグの状態や修理費用、さらには愛着の度合いなどを総合的に判断しましょう。
専門店に修理依頼する際のポイント
大切なハンドバッグが壊れてしまった場合、専門の修理業者に依頼するのが確実です。その際は以下の3つのポイントを確認しましょう。
- 修理可能かどうか事前に相談する
- 修理期間と費用を確認する
- 修理後の仕上がりをイメージする
それぞれのポイントについて詳しく解説します。
修理可能かどうか事前に相談する
ハンドバッグの持ち手が壊れた際、まずはお近くのバッグ修理専門店に相談してみましょう。電話やメールで修理の可否を確認できる場合もあります。相談の際は、以下のポイントを伝えるとスムーズです。
- バッグのブランドや品番
- 破損や劣化の具体的な状況
- 修理のご要望(補強・交換・染め替えなど)
- ご予算の上限
これらの情報を専門スタッフが伺うことで、修理の可否やおおよその費用感をお伝えできます。事前相談を活用して、納得のいく修理を依頼しましょう。
修理期間と費用を確認する
ハンドバッグの修理を専門店に依頼する際は、修理期間と費用の確認が重要です。修理箇所によって、修理期間と費用の目安に違いがあります。
修理期間や費用は修理内容や専門店の混雑状況によって前後します。正確な修理期間・費用は、実際にお店に相談してみるのがベストでしょう。
お気に入りのハンドバッグを長く使い続けるためにも、修理期間や費用をしっかりと確認し、計画的に修理を依頼することをおすすめします。いくつかの修理店で見積もりを取り、比較検討してみるのも良い方法です。
修理後の仕上がりをイメージする
ハンドバッグを修理に出す際は、修理後の仕上がりをイメージすることも大切です。以下の点を修理業者に伝えることで、希望に近い仕上がりを得られるでしょう。
- 元の色や素材感を維持したいか
- ハンドルの長さや太さの希望
- 金具のデザインや色味の指定
- パーツの素材(レザー、ナイロンなど)の選択
また、修理前後の写真を見せてもらうのも良いでしょう。修理業者によっては、ハンドルの破損や劣化した状態から丁寧に補修・交換した比較画像や、色あせや汚れを染め直して色鮮やかに蘇らせた比較画像、劣化した金具を交換して新品同様になった比較画像などを用意してくれます。
こうした情報を事前に把握しておくことで、満足のいく仕上がりを得られる可能性が高まります。信頼できる修理業者選びと、しっかりとしたコミュニケーションを心がけましょう。
バッグラボのハンドバッグ修理事例
バッグラボでは、ハンドバッグの持ち手補強や交換・作り替えなどを行っています。本項目では、バッググラボの修理事例をご紹介します。
バッグの持ち手補強の事例
Before
After
修理価格:5,500円(税込)
FURLA(フルラ)バッグの事例です。使用をしているダメージで、持ち手の部分が剥げてきてしまっている事例です。特に手が触れる範囲に革製のパーツを取り付け、補強しました。部分補強なので、持ち手すべてを革製で新規作成するよりも費用を抑えることができました。バッグラボではご予算に合わせた修理内容の調整も可能です。
持ち手の交換・作り替えの事例
Before
After
修理価格:15,840円(税込)
こちらのお鞄は合皮の丸手が劣化し剥がれてきておりました。
合皮のバッグは補修をすることが難しく、また今後の耐久性を考慮して2本共に本革で新規作成しました。
形状や革はなるべくオリジナルに近づけて再現しております。根本の作りが元々の物より丈夫になる様に縫製の仕方を少し変え、ハイブランドによく見られるサドルステッチにて再現しました。
セリーヌバッグの染め替え修理の事例
Before
After
修理価格:16,500円(税込)
お客さまのご要望で、セリーヌのバッグ全体を染め替えた事例です。お客さまに色サンプルをお持ちいただいて、それに合う様に染め替えをしました。染め替えたい色の革や布地をお持ちいただくと、よりイメージ通りの仕上げをすることが可能です。バッグの色が変わることで印象も大きく変わり、おでかけも楽しくなりますね。
バッグの持ち手以外の修理も、ぜひバッグラボにご相談ください。熟練の職人が一つ一つ丁寧に仕上げることで、お気に入りのバッグを蘇らせます。色あせや汚れが気になる、ファスナーの調子が悪いなど幅広いご相談を承ります。
ハンドバッグの修理はバッグラボにお任せください
バッグラボは、ハンドバッグをはじめ、財布や革小物の修理を専門としています。熟練の職人が一つ一つ丁寧に修理を行い、壊れたり傷ついたりしたバッグを美しく蘇らせます。
バッグの修理は、持ち手の補強や交換、ファスナーの修理、内張りの交換、金具の交換など、幅広く対応しています。特にハンドバッグの持ち手修理は得意分野で、持ち手の破損や劣化に合わせて、補強・交換・作り替えなどが可能です。
八戸三日町店 | 住所:〒039-2112青森県八戸市三日町14-1ニューバッグモリタ店内電話番号:0178-38-0565営業時間:10:30~19:00 |
イオンモール幕張新都心店 | 住所:〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1イオンモール幕張新都心グランドモール2FスタディオS店内電話番号:043-441-8765営業時間:10:00~18:30 |
修理を依頼する際は、バッグの状態や修理のご要望を伺い、最適な修理プランをご提案します。ブランドバッグの修理には、ブランドの雰囲気を損なわないよう、細心の注意を払いますので、安心してご依頼ください。
また、修理だけでなくバッグのクリーニングやメンテナンスのサービスも提供しています。大切なバッグを末永くご愛用いただけるよう、トータルでサポートしています。壊れたり古くなったりしたハンドバッグを諦める前に、ぜひ一度バッグラボにご相談ください。
まとめ
ハンドバッグの持ち手が壊れてしまったら買い替える選択肢もありますが、愛着のあるバッグは修理して使い続けたいですよね。買い替える前に、まず修理できないかご検討ください。
修理を選ぶ場合は、専門の修理業者に相談するのがおすすめです。修理の可否や期間、費用、仕上がりをしっかりと確認し、納得のいく修理業者に依頼することが大切です。
大切なハンドバッグを末永く使うために、定期的なメンテナンスを心がけ、壊れてしまったときは適切な判断をしましょう。