プロに聞く!革のバッグのお手入れ方法|手順や注意点・必要なグッズ

プロに聞く!革のバッグのお手入れ方法|手順や注意点・必要なグッズ

レザーバッグは、お手入れをするかしないかで、美しさが大きく変わってきます。とはいえ、適当にお手入れをしていればバッグは傷んでしまうこともあるでしょう。きれいな状態で長期間使用するためには、手順や正しいお手入れ方法を知る必要があります。

そこで、基本的なお手入れの手順や注意点、お手入れの際に必要なグッズなどについて詳しくまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

レザーバッグのお手入れが必要な理由

「レザーバッグってレザーシューズと同じように手入れが必要なのかな」と疑問を持っている人もいるでしょう。

実は、レザーバッグもレザーシューズと同様に、手入れが必要な革製品です。

レザーバッグのお手入れを行っていない人は、今すぐにでもお手入れを始める必要があります。ここでは、レザーバッグのお手入れが必要な理由を紹介します。

ひび割れ・破れの防止 

レザーバッグのお手入れが必要な理由にまず挙げられるのが、ひび割れや破れを防止するという点です。レザーバッグは、どうしても使っていると汗、乾燥、紫外線などの影響を受けます。そうすると、革がどんどん劣化していき、ひび割れや破れの原因となります。また、ハンドル部分が破れることもあるため、お手入れをしてトラブル防止につなげます。

エイジングを楽しむため

レザーバッグの魅力は、使い込んでくると味がでてくるところです。しかし、レザーバッグのお手入れを怠ってしまうと、そんなエイジングを楽しむことはできなくなってしまいます。

適切なお手入れを重ねることで、レザーバッグの革が育ってきます。そのため、新品とは異なる魅力や美しさをだすためには、お手入れが必須です。

革のバッグのお手入れに必要なもの

続いて、レザーバッグのお手入れに必要なものを紹介していきます。

必要なものは以下の五点です。

  • 革用のブラシ
  • クロス
  • クリーナー
  • クリーム
  • 防水スプレー

革バッグのお手入れで使うブラシやクロスは、必ず清潔なものを使います。

防水スプレーは必ず用意したほうが良いものではありません。しかし、お手入れのあとに使用することで、きれいな状態を長く保つことができるでしょう。

革のバッグのお手入れの手順

革のバッグのお手入れの手順

レザーバッグのお手入れに必要なものがそろったら、さっそくお手入れを始めていきましょう。

革のバッグは、お手入れ方法を間違えてしまうとシミやカビの原因となります。そのため、正しい手順で行うことが大切です。

ここでは、革のバッグをお手入れする正しい方法をご紹介します。

ブラシや布で革表面の汚れやほこりを落とす

レザーバッグのお手入れは、汚れやほこりを落とすことから始めていきましょう。

いくら丁寧に使用していても、手垢汚れや砂埃といった汚れは使用時につきやすくなります。また、目に見えない汚れとなっていることも多いので、必ず表面の汚れやほこりは落としてください。汚れが溜まりやすい縫い目やポケット周りはとくに入念に行います。

強い力はかけず、優しく掃除してあげることが大切です。

クリーナーで汚れを落とす

革表面の汚れやほこりを落としたら、クロスにクリーナーをとってレザーバッグに塗布します。クリーナーを使うことで、ブラシやクロスでは落とすことができない汚れも落とすことができるようになります。また、過去のお手入れで塗ったクリームを残さず除去することも可能です。一度につけすぎるとシミになったり色落ちしたりするので、少量からまんべんなく塗っていきましょう。気になる汚れがあっても、ゴシゴシとこすらずにクロスで優しく塗っていきます。

きれいな布に革用のクリームを少量取る

レザーバッグの汚れやほこりが落ちたら、革用のクリームを使っていきます。

このときに、必ずきれいなクロスを使用することが大切です。

クリームの量が多すぎると、シミができてしまったり、油分のせいでムラができてしまったりするので、バッグの大きさに合わせて調節するようにしましょう。

革のバッグ全体に薄くなじませるように塗る

クリームをきれいな布に少量取ったら、レザーバッグ全体に薄くなじませるように塗っていきます。一度塗った箇所に重ね塗りはしないようにしましょう。

クリームを塗るとツヤがでるというメリットがありますが、塗りすぎてしまうと余ったクリームがカビの原因になってしまうこともあるため注意してください。

布で乾拭きをする

クリームを薄塗りしたら、布で乾拭きをして仕上げていきましょう。クリームが浸透するように、レザーバッグを長時間放置する必要はありません。

逆に、クリームを塗った後に乾拭きをすることで、レザーバッグに残った余分なクリームを拭き取ることができます。

乾拭きを行うことで、さらに艶がでてレザーを美しく見せることができるでしょう。

風通しの良い場所で保管する

お手入れが終わったら、レザーバッグを適切な場所に保管しましょう。

保管場所が悪いと、カビが生えてしまったり、型崩れが起きてしまったりとトラブルが起きやすいです。

レザーバッグを購入した際に入っていた袋や、新聞紙などで形を整えて、風通しの良い場所で保管しましょう。

革のバッグのお手入れでの注意点

革のバッグのお手入れでの注意点

基本的なお手入れを行えば、レザーバッグを美しく長く使うことができます。

しかし、方法を間違えてしまうとバッグが劣化し、最悪の場合には使えなくなってしまうこともあるでしょう。

そうならないためにも、お手入れの際に気をつけておきたいポイントをいくつか紹介します。

革の種類に合った道具を使用する

レザーバッグのお手入れをする際は、使用する道具に気をつけましょう。

バッグに使われている生地のなかでも、レザーは丁寧な扱いが必要になる生地です。そのため、道具は革の種類に合ったものを使うように心がけましょう。

例えば、革の種類にはヌメ革、オイルレザー、エナメル革、起毛革といったものがあります。

それぞれの種類に合うクリームは変わってくるので、購入前に必ずチェックしておきましょう。

清潔な道具でお手入れする

レザーバッグをお手入れする時には、布やブラシは必ず清潔なものを選びましょう。

すでに汚れが付着してしまっているものを使うと、レザーバッグの状態はどんどん悪くなってしまいます。

お手入れの頻度は季節の変わり目ごとに1度ほどなので、毎回清潔な道具を用意し、丁寧にお手入れをしてあげることが大切です。

クリームは適量を守る

レザーバッグは、クリームを塗ることによって艶がでます。そうなると、ついつい多めにクリームを使いたくなりますが、塗りすぎには注意が必要です。

過剰な量のクリームを使って手入れをすると、逆にシミやカビ・劣化につながります。

クリームをつける際は、少量を全体に伸ばすようにして、余分なクリームは布で拭き取りましょう。バッグの使用頻度にもよりますが、回数は数カ月に1度が目安です。

ブラシで汚れやほこりを取り、十分にきれいな場合には、毎回クリームを塗る必要はありません。

汚れた革のバッグのお手入れ方法

レザーバッグのお手入れを始めたいけれど、すでにバッグの汚れが目立っていて、どうしたらいいか分からない人もいるはずです。大切なレザーバッグだからこそ、汚れを諦めずにきれいにしてあげたいですよね。

ここからは、汚れの付着した革のバッグのお手入れ方法を紹介していきます。

汚れが付着している場合

バッグの味ととらえることもできますが、バッグ本来の魅力を楽しむためにも、汚れを落とすのがおすすめです。汚れを落とす場合には、以下の手順でお手入れをします。

  1. 柔らかい布で乾拭きをする
  2. クリーナーで汚れを落とす
  3. 革用のクリームを布につけて優しく塗る
  4. 布の乾いた部分でクリームの残りを拭き取る

汚れで変色してしまっている場所を拭くときに、ゴシゴシ擦ってしまうと色が広がってしまうため、なるべくトントンと優しく叩きこむようにして、シミを取るイメージで汚れを拭き取ってください。

カビが生えてしまっている場合

レザーバッグにカビが生えてしまった場合、まずはカビを布で拭き取りましょう。しかし、表面のカビが取れても、革の繊維の中まで広がっていたり、カビ臭くなっていたりします。

そのような場合には、カビ用の商品を活用して対処しましょう。カビ取り用のグッズは以下のページでご確認いただけます。

お手入れ用品 | MORITA&Co. ONLINE STORE

革のバッグのお手入れに関するよくある質問

革のバッグのお手入れに関するよくある質問

革のバッグのお手入れが初めてだと、どこで手入れに使うグッズを手に入れたら良いのか、頻度はどれぐらいで行ったらいいのかなど、さまざまな疑問を持つと思います。

ここからは、レザーバッグに関してよくある質問を紹介します。

100均のグッズでもお手入れできますか?

100均のグッズでもお手入れは可能です。ただし、クリームは仕上がりに差がでることがあるため、良いものを選ぶことをおすすめします。

100均で売られているのは、どんな革にも使用できるタイプが多いです。しかし、革によってはイマイチ効果を発揮できなかったり、時間が過ぎるとシミになってしまうこともあるので、惜しまずバッグの革に合ったものを選びましょう。

バッグラボでは、おすすめのケア用品も販売しています。詳しくは以下のページでご確認いただけます。

お手入れ用品 | MORITA&Co. ONLINE STORE

革のバッグのお手入れの頻度はどのくらいですか?

ブラシと乾拭きだけであれば、バッグを使用した日のうちに行いましょう。

使うたびに汚れを取ってあげることで、汚れが残りにくく、常に美しさを保つことができます。

クリームの使用は、季節の変わり目(年4回)、乾燥している時、汚れている時、雨や水で濡れてしまったときの前後を推奨します。やりすぎてもシミやカビの原因となってしまうので、注意しましょう。

自分でのお手入れが難しい場合はバッグラボへ!

ここまでレザーバッグのお手入れ方法や注意点などを紹介してきましたが、「自分にはハードルが高い」と感じた人もいるでしょう。

自分でのお手入れが難しい場合には、ぜひバッグラボをご利用ください。

バッグラボは、青森県の八戸と千葉県の幕張に店舗をもつバッグ修理専門のお店です。郵送での依頼も受け付けているため、全国各地のバッグをクリーニングできます。さっそく、バッグラボの特徴を見ていきましょう。

普段のお手入れでは取れない汚れやシミもきれいに

バッグラボでは、プロの職人が一つ一つ丁寧に作業をしていくため、自分では見つけられなかった汚れや、もう落ちないであろうと諦めていた汚れも落とすことができます。

とくに革のバッグは高価なものも多く、自分でどうやってケアをしたら良いのか悩む人も多いでしょう。自分で手入れをすると、汚れをさらに目立たせる結果を引き起こす場合もあるので、革のバッグは定期的にバッグラボできれいにしましょう。

無料診断・お見積もりが可能です

バッグラボのホームページの専用メールフォームやLINE、Instagram、いつでも相談することが可能です。

バッグの診断や見積もり依頼は無料なので、お気軽にお問い合わせください。

その後、お任せいただける場合は店舗へ直接バッグをもってきてもらうか、郵送していただきます。

配送料などは以下のページに記載してあるので、ご確認ください。

ご利用の流れと料金

レザーケア商品の販売も行っています

レザーバッグのお手入れをしたいけど、どんなものを購入したら良いのか悩んでいる人も多いはずです。バッグラボでは、レザーケア専用の商品も取り扱っているため、クリーニングと一緒にお買い求めいただけます。

レザーケア商品のセット、防水スプレー、クリーナーなど自分のレザーバッグに合った商品を購入しましょう。詳しい商品内容は、以下のページより御覧ください。

お手入れ用品 | MORITA&Co. ONLINE STORE」 

まとめ

この記事では、レザーバッグのお手入れの方法や注意点などをまとめてご紹介しました。

レザーバッグのお手入れは、バッグを美しく、長く使って行くためにも必要なことです。

この記事で紹介した内容を参考に、あなたもレザーバッグのお手入れを始めてみてください。カビやシミが自分で対処できない場合は、ぜひバッグラボへお任せください。クリーニング以外にも、ほつれや内装の交換、ファスナー修理なども行っております。詳しい料金などはお問い合わせいただければお答えいたします。修理のお見積りは無料ですので、商品の状態、修理してほしい箇所、素材などをご記入のうえ、「修理のお見積り」や、LINE、InstagramのDMで気軽にお問い合わせください。

鞄修理なら BAG LAB. へご相談ください

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