バッグの持ち手修理を自分でやる方法|修理料金は?注意点についても解説
お気に入りのバッグを大切に扱っていても、長く使用していれば持ち手はどうしてもボロボロになってしまいます。
そのため、「自分で持ち手の修理をしたい」と考える人もいるのではないでしょうか。
バッグの形状や部位によっては自分で直すことも可能ですが、何が必要でどうやったら良いのか分からないという人も少なくありません。
本記事では、持ち手を自分で修理する方法と注意点、修理業者の選び方とその際の費用などを紹介します。
目次
バッグの持ち手を自分で修理する方法
バッグの持ち手を自分で修理を行う際、交換するだけで済む場合や技術が必要な場合など、状態によってさまざまです。
バッグの持ち手の修理は、主に三つのケースに分けられます。
- 持ち手がちぎれた場合
- 持ち手の塗装が剥がれた場合
- 金具が外れた場合
一つずつ具体的に解説します。
持ち手がちぎれた場合
持ち手がちぎれた場合は、別の革をあてて縫い直すことで修理できます。
似た色の革であれば見た目には目立ちにくく、使い勝手も修理前とそれほど変わりません。
裁縫できる技術に自信があり、デザインを大きく変えたくないという場合におすすめの修理方法です。
また、バッグ本体と持ち手が金具でつながっている場合は、新しい持ち手に交換することが可能です。
雑貨店やネットショップなどでは豊富な種類の持ち手が販売されているので、バッグに合うデザインを探しやすいでしょう。
交換が比較的簡単で持ち手の長さなども選べるので、使い勝手を変えたい人におすすめです。
ただし、持ち手がバッグに直接縫い付けられている場合は、縫い目をほどいてから再度縫い直すことが必要になるので自分で修理するのは難しいかもしれません。
持ち手の塗装が剥がれた場合
持ち手の塗装が剥がれた場合は、持ち手にハンドルカバーを取り付ける方法が挙げられます。
ボタンを留めるだけで塗装が剥がれてしまった部分を覆い隠せるので、比較的手軽に行うことが可能です。
誰にでも簡単にできるだけでなく、さまざまなデザインやカラーがあるので雰囲気を変えたい場合にも最適でしょう。
ハンドルカバーも雑貨店やネットショップで豊富な種類が販売されているので、手持ちのバッグにマッチしたハンドルカバーを見つけやすいでしょう。ハンドルカバーを使わない場合、元の革の色に近い染料や顔料を用意して自分で塗りなおすことで、塗装の剥がれを修理することができます。専用の塗料やハケを用意する必要があるため、初心者の方には難しい場合があります。
金具が外れた場合
持ち手の付け根部分の金具が壊れてしまうことは少なくありません。
金具が壊れて外れた場合は、新しいものに付け替えることで修理できます。
金具にはさまざまなタイプがあるので、お気に入りのデザインを探してみると良いでしょう。
ただし、持ち手によっては金具が縫い付けられていることがあり、その場合は自分で交換することが難しいかもしれません。
バッグの持ち手を自分で修理するときの注意点
バッグの持ち手を自分で修理する際には、注意すべきポイントが存在します。
事前に注意点を知っておかなければ、キレイに修理ができず後悔につながってしまうかもしれません。
ここでは、バッグの持ち手を自分で修理する際に抑えておきたい注意点を二つ解説します。
なお、革の修理の場合は自分で行うことは難しいため、修理業者に依頼することをおすすめします。
専用の道具を購入しなければならないことも
バッグの持ち手を自分で修理をする場合、専用の道具が必要になることは少なくありません。
専用の道具としては、持ち手に合った革や芯材などのパーツ、革同士を貼り付ける接着剤などが挙げられます。
また、裁縫用の針や糸では強度が足りないので、専用の縫い針や糸も必要です。
自分でバッグの持ち手の修理を行うとなると必要な道具をすべて揃えなければならず、費用がかかってしまいます。
修理する前に、どのような道具が必要でどれほど費用がかかるのかをあらかじめ理解しておくことが肝心です。
失敗してしまうと修理料金がかさむことも
バッグの持ち手を自分で修理をしたとしても、必ず修理が成功するというわけではありません。
修理に慣れていなければ、間違えて穴を開けてしまったり接着剤が関係ないところに付着してしまったりすることがあります。
修理をしたつもりが逆に傷みや剥がれが余計に悪化して、自分では修理できなくなってしまうことは珍しくありません。
そうなってしまうと結局修理業者に依頼することになる可能性があり、修理費用がかさんでしまいます。
「自分で修理すると失敗しそう」「不器用だから修理などが苦手」といった場合は、最初から修理業者に依頼したほうが良いでしょう。
バッグの持ち手修理業者の選び方
バッグの持ち手の修理を専門業者に依頼したいと考えてもさまざまな業者がおり、どこが良いのか分からないと悩んでしまうことがあるでしょう。
よく調べもせずに適当に業者を選んでしまうと、「仕上がりを見てがっかりしてしまった」というような事態になりかねません。
ここでは、バッグの持ち手を修理する業者を選ぶ際のポイントを三つ解説します。
ブランドバッグの修理事例があるか
修理を依頼する前に確認したいのが、ブランドバッグの修理事例があるかどうかです。
修理業者の公式サイトでは今までの修理実績を載せていることが多く、誰でも閲覧ができます。
具体的には、取り扱ったブランドや修理箇所、修理前後の画像や費用などが細かく掲載されています。
修理したいブランドの実績がない場合は、ブランドの個性や良さが十分引き出せない可能性があるため、依頼する前に細かくチェックしましょう。
見た目を元通りにする工夫を行っているか
単純に修理をするだけでなく、見た目を元通りにする工夫が行われているかもチェックしたいポイントです。
破れた部分の修理は貼り付けを行ってくれますが、それだけでは応急処置にしかならず、人によっては修理の跡が気になってしまうかもしれません。
依頼の相談をする際、「修理に使用する革の質感や、塗料の色など適切な提案をしてくれるか」「目立たない工夫をしてくれるか」などを見極めると良いでしょう。
元の状態に戻すだけでなく、強度も考えてくれるか
持ち手を元の状態に戻すだけでなく、強度について考えてくれる業者かどうかも重要なポイントです。
貼ったり縫ったりして外見は元通りでも、強度が弱ければまた同じように壊れてしまう可能性があります。
持ち手の中にある芯材の交換をすると、再発防止に加えて強度の底上げが可能です。
このような強度面を考慮した提案をしてくれる修理業者であれば、安心して修理を依頼できるでしょう。
バッグの持ち手修理の料金はどのくらい?
バッグの持ち手を修理業者に依頼する場合、5,000~15,000円程度が相場です。
バッグの種類や持ち手の修理箇所や現在の状態などによって料金はさらに変わってきます。
ここでは、持ち手の修理によくある三つのケースを紹介します。
持ち手を部分修理する場合
持ち手が剥がれた場合はその大きさによって異なり、「補強」か「一部作製」のどちらかで修理を行います。
業者によって金額は異なりますが、5,000~9,000円程度が相場です。
「補強」は剥がれた部分を縫い合わせて持ち手を元の状態に復元する修理法であり、強度を上げて再発を防止を図ります。
一方、「一部作成」は剥がれた部分を新しく作成する修理法であり、剥がれた部分のダメージが大きく縫い合わせられない場合などに行われます。
持ち手の交換をする場合
持ち手の交換をする場合、バッグの種類や持ち手の形状・交換する本数や長さなどで料金が異なりますが、持ち手一本50cmにつき8,000円前後が相場です。
長さが50cm以上のものは、長さに応じて料金が加算され、サドルステッチが必要な場合も料金が別途かかります。
ビジネスバッグやショルダーバッグといった持ち手を新規で作成する場合は、ほかと比べ高額になり、15,000~17,000円程度が相場になります。
金具の交換をする場合
バッグの金具が外れた場合、基本的には部品の交換を行います。
金具の種類や数で費用は異なりますが、6,000~8,000円程度が相場です。
ナスカンやカシメといった金具類は負荷がかかると次第に強度が低下してしまい、補強だと再発の可能性が高くなるため、ほとんどの場合は交換になります。
ただし、金具を交換してしまうと元の形状と変わったりブランドロゴがなくなってしまったりするため、あらかじめ理解しておきましょう。
バッグの持ち手修理ならバッグラボにお任せください
大切なバッグの持ち手修理なら、「BAG LAB.」にお任せください。
バッグラボでは確かな技術と豊富な修理実績に加えて、他店よりも格安な値段で対応しているため、ほかの業者の見積もりが高く感じた場合は検討してみてください。
ここでは、バッグラボの主な特徴を三つ紹介します。
他店で購入した商品でも可能な限り対応いたします
ブランドバッグの修理を行いたい場合は、ブランド直営店に対応してもらうことができます。
しかし、バッグの状態やその商品の販売時期によっては修理を断られてしまう可能性もあります。
そのようなバッグでも、バッグラボでは可能な限り対応しています。
デザインやカラーなどを損なわないよう同じような革を使用しているため、修理後もできるだけ目立たないような工夫を施しています。
見積もりは無料・配達修理も行っています
バッグラボでは、見積もりを無料で行っています。
店舗での見積もりを行う場合は商品を持ってご来店いただき、修理箇所の確認や見積もりを行います。
近くに店舗がない場合や来店が難しい場合は、メールやLINE、Instagramでの相談も可能です。
その際、修理箇所の画像が添付されているとスムーズに見積もりが行えます。
配達修理も行っているため、バッグを修理したいと考えている場合はお気軽にご相談ください。
職人技ならではの丁寧な修理が好評です
バッグラボでは確かな技術と知識、そして革への愛情を持った職人による丁寧な修理が好評です。
持ち手だけでなく金具やファスナー・ほつれなど、さまざまな修理を行ってきた実績があります。
バッグラボのウェブサイトでは、過去に修理した商品の実例集をご紹介しております。ビフォーアフターが確認できるので、検討する際の参考にしてみてください。
バッグラボの持ち手修理の事例
ここでは、バッグラボが修理した持ち手の事例をいくつかご紹介します。
持ち手の補修の事例
Before
After
修理価格:15,840円(税込)
こちらのお鞄は合皮の丸手が劣化し剥がれてきておりましたので2本共に本革で新規作成致しました。形状や革はなるべくオリジナルに近づけて再現しております。
根本の作りが元々の物より丈夫になる様に縫製の仕方を少し変え、ハイブランドによく見られるサドルステッチにて再現しました。
持ち手の金具外れ修理の事例
Before
After
修理価格:1,100円(税込)
挟み込みの金具がはずれることも多いです。
本体素材を金具で挟んでいる仕様のため、引っ張られると金具が外れてしまいます。このような場合は、本体素材を補強し固めます。これで金具がしっかりと本体素材を挟み、外れにくくすることができます。
まとめ
バッグの持ち手は自分で修理ができますが、ある程度の技術や専用の道具が必要になる場合があります。
それだけでなく、失敗してしまい修理費用が余計にかさんでしまったり、専門業者でも修理ができなくなってしまったりすることもあるため、自分で修理を行う際は注意しましょう。
修理費用を安く抑えてキレイに仕上げるなら、バッグラボにお任せください。
プロの職人が、バッグの雰囲気や風合いを損なわない丁寧な修理を行います。
見積もりも無料でメールやLINE、Instagramでの相談を受け付けているので、バッグの持ち手の修理を考えている際は是非お気軽にお問合せください。