自分でできるバッグの角擦れ予防法!擦れてしまった場合の対処法も紹介
大切なバッグを長く愛用するためには、日頃のお手入れが欠かせません。特にバッグの角は擦れやすく、放っておくと見た目が悪くなるだけでなく、破れの原因にもなります。
そこで本記事では、自分でできるバッグの角擦れ予防法をご紹介します。また、素材別の予防ポイントや、擦れてしまった際の対処法もお伝えしますので、ぜひ参考にしてみてください。
自分でできる簡単なケアを習慣づけて、お気に入りのバッグを長く美しく使い続けましょう。
目次
バッグの角が擦れやすい原因とは
バッグの角が擦れてしまう原因は、主に以下の3つが挙げられます。
- 日常的な使用による摩擦
- 床などに直接置くことによる負荷
- 保管時の圧迫や変形
それぞれの原因について詳しく見ていきましょう。
日常的な使用による摩擦
バッグを日常的に使用していると、持ち運びの際に他のものとの接触や摩擦が発生します。特に、バッグの角の部分は突起しているため、壁や柱などに当たりやすく擦れやすい箇所です。また、肩掛けや手持ちの際の身体との接触、電車やバスの中での座席やポールとの接触などは避けては通れません。日常生活の中で、このような接触や摩擦を完全に避けることは難しいですが、バッグの角の擦れを予防するためには、できるだけ接触を避けて丁寧に扱うことが大切です。
床などに直接置くことによる負荷
バッグを床やテーブルなどの硬い面に直接置くと、角の部分に負荷がかかり擦れの原因となります。特に重いものを入れたバッグは底面が下に押し付けられ、角の擦れが進行しやすくなってしまいます。
角擦れを予防するためには、以下のような工夫が効果的です。
- バッグ専用のスタンドやハンガーを使用する
- バッグの底面にクッションを敷く
- 柔らかい布などを下に敷いてから置く
日常的な使用の中で、バッグを置く際の習慣を見直すことが大切です。
保管時の圧迫や変形
バッグの収納方法が間違っていると、保管中に角に圧迫や歪みが加わり、擦れや変形の原因になります。特に重ねて収納する場合は注意が必要です。
角の擦れを予防するためには、以下のような点に注意してバッグを保管しましょう。
- バッグ1つ1つの間にクッション材を挟む
- バッグをできるだけ立てて保管する
- 重いものを上に置かない
- ハンガーにかけて保管する
以上のように、保管時の工夫次第でバッグの角の擦れや変形を防げます。大切なバッグを長く美しく使うためにも、収納方法を見直してみましょう。
自分でできるバッグの角擦れ予防法
大切なバッグを長く使うためには、角の擦れ予防が欠かせません。自分でできる予防法をいくつかご紹介します。
- コーティング剤の使用
- バッグスタンドやハンガーの活用
- こまめなお手入れ
- 保管場所の工夫
以上の予防法について詳しく見ていきましょう。
コーティング剤の使用
バッグの角擦れを予防するためには、コーティング剤の使用がおすすめです。コーティング剤には以下のような種類があります。
- 防水スプレー
撥水効果があり、水や汚れから守ります。
- レザークリーム
革製バッグの保湿とコーティングに効果的です。
これらのコーティング剤は、ブラシやクロスを使ってバッグの汚れやほこりを落としてから、均一に吹きかけます。吹きかけたあとは、よく乾燥させてから、バッグを使用してください。クリームの場合は、清潔な布などでバッグに薄く塗りこみ、余分なクリームはブラシなどで取り除きます。
定期的にコーティング剤を使用することで、バッグの角擦れ予防に役立ちます。ただし、合っていないもの選ぶとシミなどのトラブルになる可能性もあるため、目立たないところからテストし、素材に合ったコーティング剤を選ぶことが大切です。
バッグスタンドやハンガーの活用
バッグスタンドやハンガーを活用すれば、バッグを直接床に置くことで生じる負荷や変形を防げます。
バッグスタンドやハンガーは、バッグの大きさや形状に合ったものを選びましょう。また、定期的に拭き掃除をして、ほこりを取り除くことも大切です。
このように、バッグスタンドやハンガーを活用することで、床置きによる角の潰れや擦れを防止し、バッグを美しい状態で保てます。大切なバッグのお手入れに、ぜひ取り入れてみてください。
こまめなお手入れ
バッグの角擦れ予防には、日頃のこまめなお手入れが大切です。定期的なお手入れ方法としては以下のようなものがあります。
- 使用後は、ブラシや柔らかい布でほこりや汚れを丁寧に落とす
- 型崩れを防ぐため、中身を詰めすぎない
- 保管時は、型崩れしないようクッションを詰める
角の擦れは一度できてしまうと元には戻りません。予防のためにも、お手入れを習慣づけましょう。
保管場所の工夫
バッグを保管する際にはバッグスタンドやハンガーの活用がおすすめですが、保管場所も工夫しましょう。直射日光は避け、湿気の少ない場所を選んでください。また、使用頻度の低いバッグは、定期的に取り出して風通しを行いましょう。長期保管の際は、細かいほこりよけのため不織布などで包みます。
このように、バッグの保管場所を工夫することで、大切なバッグの角擦れ予防につながります。
【素材別】バッグの角擦れ予防ポイント
バッグの素材によって適した角擦れ予防方法が異なります。
- レザーバッグ
- ナイロンバッグ
- キャンバスバッグ
以上の素材別のポイントをご紹介します。
レザーバッグ
レザーバッグの角擦れ予防のポイントは、以下の3点です。
- 保革クリームやコーティング剤の定期的な使用
- バッグ保管時のクッション材の活用
- こまめな汚れ落としとお手入れ
特に、保革クリームやコーティング剤を使用することで、レザーに潤いを与え柔軟性を保てます。これにより、角部分の劣化や亀裂を防ぐ効果が期待できるでしょう。
また、保管時にはバッグの形状を保つため、クッション材を詰めることも効果的です。そして日頃からこまめに汚れを落とし、乾拭きを行うことで、レザーの劣化を防げます。以上の点に注意して、大切なレザーバッグを末永く使用していきましょう。
ナイロンバッグ
ナイロン素材のバッグは軽量で丈夫です。しかし、使用頻度が高くなると、角の擦れは避けられません。
ナイロンバックの角擦れ予防は、防水スプレーを使用して、普段の使用でついてしまう汚れや擦れなどを予防しましょう。定期的な塗り直しを心がけてください。
キャンバスバッグ
キャンバス素材は丈夫で長持ちしますが、レザーほどの耐久性はありません。キャンバスバッグの角擦れを予防するためには、以下のポイントを押さえましょう。
- 保管時は形を整えて、型崩れしないようにする
- 汚れをこまめに落とし、湿気の多い場所は避ける
- 防水スプレーを使って撥水性を高める
日々のお手入れと、使用状況に合わせた扱い方を心がければ、キャンバスバッグを長く愛用できるでしょう。背負う際に角が擦れやすいリュックタイプは、特に注意が必要です。
予防しても擦れてしまった場合は、プロの修理業者への依頼がおすすめです。
バッグの角擦れができてしまった際の対処法
バッグの角に擦れができてしまった場合、以下のような対処法があります。
- セルフメンテナンス
- 修理業者への依頼
それぞれの方法について見ていきましょう。
セルフメンテナンス
バッグの角に擦れができてしまった場合、自分でできるお手入れ方法があります。
まずは、バッグの素材に適したお手入れ用品を用意しましょう。
例えば、レザーのバッグの場合はレザークリームを用意します。バッグの汚れを落としてからお手入れ用品を塗り、乾いた布で優しく拭いてなじませましょう。また、補色クリームを使って目立たせなくすることも可能です。
定期的にバッグの角の擦れた部分をケアすることで、傷みの進行を抑えられるでしょう。また、角擦れや汚れがひどい場合は、リカラーや染め直しがおすすめです。
ただし、ひどく傷んでしまったバッグは、セルフメンテナンスでは補修が難しい場合があります。そのような場合は、信頼できる修理業者に相談するのが良いでしょう。
バッグの染め直しを検討している方は、以下の記事もご覧ください。
『バッグの染め直しは自分でできる?業者に依頼するときの料金や事例も紹介』
修理業者への依頼
角擦れが進行すると、パイピングが飛び出したり大きな穴があいてしまったりします。このような場合は、自分での対処は難しいです。
無理に修理しようとするとダメージが広がってしまう恐れがあるため、専門の修理業者に依頼するのも一つの選択肢です。
修理業者に依頼するメリットは以下の通りです。
- 専門的な技術で美しく修復してもらえる
- 素材や状態に合わせた最適な方法を提案してくれる
- アフターケアも充実している
パイピングを補修したり、新たに底当てをつけたりと、プロの技術できれいに仕上げてもらえます。
バッグの角擦れ補修はバッグラボにお任せください
バッグの角擦れは自分で修理するのが難しい箇所です。素人による補修は、かえってバッグの見た目や耐久性を損なう恐れがあります。
バッグ修理の専門店「バッグラボ」なら、熟練の職人による的確な角擦れ補修が可能です。
八戸三日町店 | 住所:〒039-2112青森県八戸市三日町14-1ニューバッグモリタ店内 電話番号:0178-38-0565 営業時間:10:30~19:00 |
イオンモール幕張新都心店 | 住所:〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1イオンモール幕張新都心グランドモール2FスタディオS店内 電話番号:043-441-8765 営業時間:10:00~18:30 |
レザーバッグの場合は、擦れによって色落ちしてしまった部分を補色したり、新しい革を補填したりして、補修いたします。色味を合わせ、違和感のない美しい仕上がりに補修しますので、メールやLINEでお気軽にご相談ください。
バッグラボの角擦れ修理事例
バッグの角擦れは、パーツを取りつけて耐久性を高めたり、補色で修理することが可能です。最後に、バッグラボで実際に修理した角擦れの事例をご紹介します。
ショルダーバッグの革パーツ取り付けの事例
Before
After
修理価格:8,500円(税込)
ショルダーバッグの底面四つ角に革パーツを取り付けた事例です。バッグの底面は、床や地面に触れるため使用しているうちにダメージから擦れてきてしまうことがあります。革パーツを新たに作成して取り付け、見た目を崩すことなく耐久性を高めています。
レザーバッグの角擦れ 部分補色の事例
Before
After
修理価格:3,300円(税込)
擦れによって色落ちしてしまっている部分を補色しました。こちらのバッグは、ヘリ部分や表面部分の細かい色落ちが目立っていました。色落ちがしてしまった部分の補色をすることで色落ちが解消され、バッグ全体が明るく、きれいな印象になりました。
バッグラボの修理事例は、公式サイトからご確認ください。
まとめ
バッグは、使用頻度の高いものだと毎日使うこともあるでしょう。今回ご紹介したコーティング剤の使用や保管方法などを実践し、角擦れを予防しましょう。しかし、気をつけていても、長年使っていると角擦れしてしまうものです。万が一、角擦れができてしまった場合は、セルフメンテナンスを試すか、信頼できる修理業者に依頼しましょう。大切なバッグを長く使い続けられるよう、日頃からバッグのケアを心がけることも大切です。
バッグラボでは、熟練の職人による丁寧な修理を行っています。バッグの角擦れにお悩みの方は、ぜひご相談ください。