バッグの金具が壊れた!自分で修理する方法|修理事例や金額を紹介
長年使っているバッグの金具が壊れたとき、愛用しているバッグだからこそなんとかして使い続けたいと思った経験はありませんか?金具が壊れると見た目が悪くなるため、もったいないけど捨ててしまおうか迷う人もいるでしょう。
実は、バッグの金具は自分で修理できる場合もあります。そこで今回は、バッグの金具が壊れたときに自分で修理する方法を事例や金額とともに詳しく解説します。
目次
バッグの金具の種類
バッグの金具の修理方法や費用は、どの部分の金具が壊れたのかによって金額が変わってきます。以下では、バッグの金具の種類について詳しく解説します。
ショルダーベルト・持ち手部分の金具
ショルダーベルト・持ち手部分の金具は、下記の三つです。
- カン類(Dカン・丸カン・ナスカンなど):バッグのパーツをつなぐ金具
- バックル:ベルト部分の部品
- アイレット(ハトメ):紐等を通す穴の金属の補強部分
ボタン部分の金具
ボタン部分の金具は、下記の五つです。
- スナップボタン(バネホックボタン・ジャンパーホック):バッグを閉じるボタン
- ロック金具:つまみ型のバッグを閉じる金具
- 差し込み金具:差し込み型のバッグを閉じる金具
- ひねり金具:つまみをひねりロックがかかる金具
- マグネット:開閉部分のマグネット
ファスナー部分の金具
ファスナー部分の金具は、下記の三つです。
- 引き手:ファスナーを開け閉めする際に引っ張る部分
- スライダー:ファスナーを開閉する部分
- エレメント:凸凹の突起物が並んだ部分
その他の金具
その他の金具は、下記の二つです。
- カシメ:持ち手やポケット部分などを補強するときに、使われる
- 鋲:底鋲かばん底の鋲
バッグの金具修理を自分でやる方法
バッグの金具修理を自分でやる方法は、下記の二つが想定されます。
- 金具を直す
- 金具を交換する
一つずつ詳しく解説します。
金具を直す
元の金具に破損がなくて、外れてしまった場合や緩んでしまった場合にはそのまま付け直し可能な場合があります。ファスナーなどは、ペンチやマイナスドライバーなどを使って自分で直せる場合もあるでしょう。
ただし、ブランドバッグや愛用しているバッグほど自分で直そうとして失敗したら、取り返しのつかないことになってしまうおそれがあります。無料見積もりをしてくれる修理業者もあるため、一度相談してみることをおすすめします。
金具を交換する
元の金具が破損してしまった場合や紛失してしまった場合は、金具を新しいものに交換します。ホームセンターや100均の手芸コーナーを見て回ると、かわりになるものが売っていることがあります。
修理業者に依頼したほうが確実に直してくれますが、少しでも修理費用を抑えたいと考えている方や見た目よりも実用性を重視している方にはおすすめです。
バッグの金具修理はどこに依頼すればいい?
バッグの金具修理は「購入したメーカー・ブランド店」または「鞄修理業者」に依頼しましょう。ただ、両者ともにメリットとデメリットがありますので、依頼する前にきちんと知った上で依頼することをおすすめします。以下では、「購入したメーカー・ブランド店」「鞄修理業者」に依頼した場合のメリットとデメリットを解説します。
購入したメーカー・ブランド店に依頼する
メーカーやブランド店で購入したバッグは、同じ店舗やカスタマーセンターなどを通じて修理依頼できます。この場合のメリットとデメリットはどのようなことなのか、以下で解説します。
<メリット>
購入したメーカー・ブランド店に依頼した場合のメリットは、元のバッグと同じデザインの金具を使用して修理をしてもらえるため、購入時と同じデザインに仕上がる可能性が高いことです。また、メーカーやブランド店が自社製品のデザインを守って修理をしてくれるため、安心して依頼できます。
<デメリット>
メーカーやブランド店に依頼した場合、金具を海外から取り寄せたり、バッグを海外に発送して修理をしたりすることがあるため、修理が完了するまでに時間がかかる可能性があります。また、まずは見積もりをとってから依頼したい方でも、見積もりまで時間がかかることが多いことがデメリットです。さらに、購入時と同等のバッグになるように修理するため、費用が高額になる可能性があります。見積もりをとった結果が高額になる場合は、新しいバッグを購入したほうがよい場合もあるでしょう。
鞄修理業者に依頼する
鞄修理業者では、メーカーやブランド店で購入したバッグ以外でも修理を承っています。鞄修理業者に依頼した場合のメリットとデメリットはどのようなことなのか、以下で解説します。
<メリット>
鞄修理業者に依頼した場合のメリットは、メーカーやブランド店で修理を断られた場合でも修理を承ってもらえる可能性が高いことです。幅広い修理に対応していて、見積もりを無料でおこなっている業者もあります。また、インターネットで見積もり依頼が可能で、仕上がりまでの期間も相談可能です。
そして、ホームページでは修理価格が表示されている場合が多く、おおよその修理価格がわかります。また、比較的安く修理可能なこともメリットです。
<デメリット>
メーカーやブランドのオリジナルの金具を使えないため、類似の金具を使用します。そのため、購入時のバッグとは異なる仕上がりになる可能性があります。どの金具を使用するのか、どのように取り付けるのかなど修理業者によってにより修理技術が異なるため、修理例や口コミを確認したり依頼する前に修理業者に確認しましょう。
バッグの金具修理ならバックラボにお任せください
バッグの金具修理をプロの修理業者に依頼する場合は、「バッグラボ」への依頼をおすすめします。「バッグラボ」は実店舗に来店しなくても、インターネットで無料見積もりが可能です。メールやLINE、Instagramにておおまかな費用、修理方法・期間など案内してもらえるため、事前に自分の希望に合うかどうかを判断できます。
また、「バッグラボ」のホームページには修理の実例集や実際の修理料金が掲載されています。ほかの鞄修理業者よりも安く修理できる可能性もあり、少しでも修理費用を抑えたい方にもおすすめです。
バッグラボの金具修理事例と料金
本項目では、バッグラボで実際に修理をした事例と料金をご紹介します。
ナスカン交換の事例
Before
After
【当店品の場合】2,695円(税込)
【他店品の場合】3,850円(税込)
ナスカンを革で止めており、ミシンを使うと下糸が元のミシン目とずれる箇所がでるので、手縫いました。
また、お客様了解の上、レバーアミナスカンから壊れにくい鉄砲カンに交換しました。
ガマ口金のはめ直しの事例
Before
After
【当店品の場合】1カ所:1,155円(税込)
【他店品の場合】1カ所:1,650円(税込)
リュックのメインポケットが、がま口になっているタイプの商品です。がま口金具がリュック本体から外れてしまい、中の芯材も見えてしまっています。今回の修理では芯材も新たに作成し、しっかりと金具を固定することで、修理前よりも耐久性が上がる様に仕上げています。
マグネットボタン取り付けの事例
Before
After
【当店品の場合】2,310円(税込)
【他店品の場合】3,300円(税込)
こちらは修理ではなく、仕様変更のご相談をいただいたものです。もともとバッグの前ポケットには何も留め具がついていませんでしたが、お客様からのご要望でマグネットを付けています。(このケースの場合、ボタンを付けることなども可能です)
バッグラボでは、このような仕様変更にもできる限り対応しております。
まとめ
今回は、バッグの金具が壊れたときに自分で修理する方法を事例や金額とともに詳しく解説しました。自分で修理することもできますが、修理作業は素人には難しく、時間や手間がかかってしまいます。そのため、プロの修理業者に依頼することをおすすめします。バッグの金具を修理する場合は、見積もり無料で職人技ならではの丁寧な修理が好評の「バッグラボ」の利用をぜひ検討してみてください。
ご相談や見積もりは、メール、LINE、Instagramでも可能です。ぜひ気軽にお問い合わせください。