経年劣化したビジネスリュックの修理術!おすすめの修理店や料金も紹介
日頃から愛用しているビジネスリュックは、長年の使用によってさまざまな劣化や故障が生じます。長持ちさせるためには定期的なメンテナンスが必要ですが、状態によっては修理を行わなければなりません。
ビジネスリュックは大切なツールの一つであり、劣化や故障が進行すると本来の機能を失ってしまう可能性があります。そのため、適切なタイミングで修理を行うことが重要です。
そこで今回は、ビジネスリュックの修理が必要なケースをはじめ、プロに修理を依頼するメリットや依頼業者の選び方などを詳しく解説します。
目次
ビジネスリュックの修理が必要なケース
ビジネスリュックで修理が必要になることが多いケースは以下の4つです。
- 肩ベルトの破損・外れ
- ファスナーの噛み合わせ不良や破損
- 縫い目のほつれや破れ
- 金具の外れや破損
それぞれのケースを詳しく見ていきましょう。
肩ベルトの破損・外れ
ビジネスリュックの修理で最も多いのが、肩ベルト(ショルダーストラップ)に関するトラブルです。主な原因としては、以下の2点が挙げられます。
- ベルト付け根の縫い合わせ部分が破れてしまった
- ベルト自体が切れてしまった
ベルト付け根の縫い合わせ部分が破けてしまった場合は、一度ベルトの縫い合わせ部分を解き、ベルトを正しい位置に差し込んで縫い直します。同じ故障が再発してしまわない様に、当て革を中に入れてベルト自体の補強をすることもできます。
ファスナーの噛み合わせ不良や破損
ファスナーの噛み合わせが悪くなったり破損したりするのも、ビジネスリュックを長年愛用していると生じやすいトラブルの一つです。
主に以下のようなトラブルが考えられます。
- エレメントが外れた、曲がった
- スライダーが抜けた
- ファスナーが生地に噛んだ
- ファスナーの噛み合わせがずれた
スライダーが変形し、抜けてしまった際は、ペンチで締めることで対処できる可能性があります。ただし、パーツの消耗でトラブルが起こっている場合が多いので、ファスナーを交換した方が賢明です。
縫い目のほつれや破れ
長年ビジネスリュックを使用していると、縫い目がほつれたり破れたりすることが多くあります。縫い目に関する修理方法は、縫い目の位置によってそのまま縫い直す場合がありますが、重さによる負担を減らすために革で補強する場合もあります。
いずれの場合も自力で修理するのは難しく、プロの修理業者に依頼するのがおすすめです。
金具の外れや破損
金具の外れや破損も、ビジネスリュックでよく起こるトラブルです。この場合の修理は、似たようなパーツと交換するのが一般的です。
ブランドの正規修理店以外に修理相談をする場合は元のパーツと全く同じものを用意するのは難しく、似たようなパーツとの交換になるので、ブランドロゴがなくなってしまう可能性がある点には注意してください。
ビジネスリュックを自分で修理するデメリット
いつも愛用しているビジネスリュックを、自分で修理したいと考える方は多いのではないでしょうか。
しかし、自分で修理を行うのは簡単ではなく、以下のようなデメリットも存在します。
- 修理の難易度が高い
- 適切な修理部品の入手が困難
- 修理後の耐久性が不安
- 時間がかかり面倒
- 見た目が悪くなる
十分な修理の知識や技術がない場合、ビジネスリュックを自分で修理すると、修理後の耐久性が低くなってしまい、同じ故障が再発してしまうことがあります。そればかりか、ビジネスリュックの状態を余計に悪くさせて、元々の機能やデザインを損ねてしまう場合もあります。また修理専用の道具や修理部品の入手が困難なことも多いため、ビジネスリュックの修理はプロにお任せする方が安心でしょう。
プロの修理店に頼むメリット
一方、プロの修理店に依頼すれば、以下のようなメリットを得られます。
- 確かな技術と経験
- 適切な修理部品の用意
ここでは、各メリットを詳しく解説します。
確かな技術と経験
プロの修理店では、長年の経験を積んだベテランの職人が修理を担当するのが一般的です。リュックの構造を熟知しており、適切な修理方法を選んで修理を行ってくれます。
肩ベルトの取り付け方やファスナーの修理は、リュックの種類やデザインによって修理方法が異なります。プロであれば、それぞれに合った的確な修理を施してくれるので、安心して修理を任せられるでしょう。
適切な修理部品の用意
プロの修理店では、ビジネスリュックに使用されている各種金具や生地を豊富に用意しているので、状態に合わせて修理を行うことが可能です。
たとえば、金具の種類ならバックルやナスカン、スライダー、マグネット、差し込み金具などがあります。生地に関しても厚手のナイロン生地やコーデュラ生地、撥水加工を施した生地など、バッグに使用されている多様な素材を準備しています。
プロの修理店ならば、ビジネスリュックに合わせて最適な部品を使い分けながら修理するので、愛着のあるビジネスリュックをしっかりと直してくれるでしょう。
おすすめの修理店と選び方
上述したメリットを踏まえ、おすすめの修理店の選び方は以下の3つです。
- 修理実績が豊富な店を選ぶ
- 口コミ評判がいい店を選ぶ
- 料金が適正な店を選ぶ
ここでは、選び方について具体的に紹介するので、プロへの修理を検討している方はぜひ役立ててください。
修理実績が豊富な店を選ぶ
ビジネスリュックの修理を依頼するにあたって、修理実績が豊富な店を選ぶことが重要です。創業から長い年月を重ね、多くのリュックの修理を手掛けてきた実績があれば、確かな技術と経験を持つ職人が在籍していると考えられます。
そのような店であれば、修理技術に長けた職人が在籍しており、珍しいリュックの修理も対応してもらえる可能性があります。
修理実績は、店舗の営業年数やホームページなどの修理事例から大まかに判断できるので、興味がある場合は一度目を通してみると良いでしょう。
口コミ評判が良い店を選ぶ
ビジネスリュックの修理店を選ぶ際は、口コミ評判が良い店を選ぶこともポイントです。口コミサイトなどで高評価の店を探すことで、確かな技術力と丁寧な対応が期待できます。
たとえば、以下のような点に注目してみてはいかがでしょうか。
- 星5点満点の平均評価が4点以上
- 修理の手際や対応の良さが書かれている
- リピーターが多いことが伺える
ただし、口コミには低評価のものも存在する場合があります。高評価だけでなく、低評価の口コミも参考にして総合的に判断するのがおすすめです。
料金が適正な店を選ぶ
料金が適正な店を選ぶのも、注目すべきポイントの一つです。
ビジネスリュックの修理料金は、修理箇所や状況によって大きく異なるのはもちろんのこと、店によっても料金が変わります。金具交換なら1ヶ所1,000〜3,000円程度、ファスナー交換なら、交換する長さにもよりますが15,000〜20,000円程度が目安となる料金帯です。
技術力の高さや修理実績の豊富さなどによっても料金が異なるため、「安ければ安いほど良い」と考えるのではなく、技術と料金が見合っている店を選ぶようにしてください。
バッグラボのビジネスリュック修理事例
バッグラボでは、ビジネスリュックの修理も豊富です。本項目では、バッグラボでの実際の修理事例をご紹介します。
コーチリュックの持ち手交換の事例
Before
After
修理価格:22,000円(税込)
コーチリュックの持ち手を交換した事例です。
バッグの持ち手部分は負荷がかかりやすく、使用していくうちに摩擦で傷んだり、手汗が滲むことで内部の油分が抜けて乾燥しやすくなったりとトラブルが発生しやすいです。
こちらの事例では、持ち手のコバが剥がれて革がたわみ、ボロボロになってしまっています。元のデザインと同じカラーの濃いパープルのコバ塗料を使用して、元と同じような状態まできれいに修復しました。
修理・お手入れの事例は、公式サイトからご確認ください。
ビジネスリュックの修理はバッグラボにお任せください
バッグラボは、高度な経験と技術力を持つ鞄のお手入れ・修理の専門店です。
八戸三日町店 | 住所:〒039-2112青森県八戸市三日町14-1ニューバッグモリタ店内 電話番号:0178-38-0565 営業時間:10:30~19:00 |
イオンモール幕張新都心店 | 住所:〒261-8535千葉県千葉市美浜区豊砂1-1イオンモール幕張新都心グランドモール2FスタディオS 店内電話番号:043-441-8765 営業時間:10:00~18:30 |
バッグラボでは、お客様が愛用してきたビジネスリュックの価値や思い出を理解し、経験豊富な職人が一点ずつ丁寧な手作業で修理します。さらには、ビジネスリュックの状態に応じて修理に使用する素材などもご提案しているので、お客様の要望に合わせた修理を実現いたします。
また、スウェードをはじめ、汚れを落とすクリーニングでビジネスリュックをキレイにすることもできるので、お気軽にご相談ください。
まとめ
長年、ビジネスリュックを愛用していれば、どうしても修理が必要な部分が出てきます。自分で修理するためには専門知識や技術力が必要であり、簡単に修理できるわけではありません。
愛用しているビジネスリュックの修理を検討している場合は、プロの修理店に依頼するのがおすすめです。確実な技術と経験に加え、適切な部品の用意があるので安心して修理をご依頼いただけます。
バッグラボでは、お客様が大切しているビジネスリュックの状態や要望に合わせて修理を行っています。明確な料金設定も用意しているので、大切なビジネスリュックをより長持ちさせたい場合は、ぜひバッグラボにお任せください。